2人部屋から一気に4人の満室へ
今朝、同室だった斎藤さん(仮名・推定70歳前後)が無事退院されました。
帰る時、30分ほど残っているテレビカードをもらいました。
どうもありがとうございました。
いつまでもお元気で~
そして午後から急にバタバタと新しい人たちが入ってきて、あっという間に四人部屋が埋まって満員御礼に。
今まではこの四人部屋に斎藤さんと二人きりでしたから、このあとうるさくなったら嫌だなぁなんて、少し不安が過ります。
キーマカレー事件
入院当日だけは家族が病室に入れるので、お昼ご飯の時は隣のベッドの朝倉さん(仮名・70歳)と斜め前の原田さん(仮名・推定70代)のご主人がいて、ちょっと賑やかでした。
原田さんはものすごい少食らしく、ご主人に「ちゃんと食べないからこんなに弱ってしまうんだよ」などと言われ、それでも食が進まない様子。
そしたらご主人が昼食を味見したらしくそこまではいいのですが、発した言葉が「ほら、この挽肉炒め、カレー味でご飯に合いそうだよ」と。
いやいやいや!それ、キーマカレーだから!
確かにひき肉を炒めてあるけど、「挽肉炒め」という料理ではないw
ご飯に合うに決まってるし!というか、かけて食べて!!と、心の中で激しく突っ込み。
ご飯だっていかにも「カレーをかけてね」と言いたげに、隣のスペースを空けているではないか、楕円形だしw
入院中にLINEを使えないと大変かも
私の真ん前のベッドに入ってきた人は腰を骨折して全く歩けない状態の高橋さん(仮名・65歳)。
大変だな~とは思うのですが、病室から携帯電話で喋りまくりで、なんか嫌な予感が・・・
えらい常識外れな人だったりしないでしょうね!?
もし私なら、歩けない状態でも周りが気になってそんなことはできないと思うから。
多分看護師に許可をもらってからかけるか、代わりにかけてもらいます。
というか私は入院してから退院するまで、電話したのは2回だけでした。
入院中の用事はほぼLINEで済んでしまうんですよ。
だいたいが「これ届けて」とか、そんなようなことですから。
高橋さんはLINEを使えないのか使わないだけなのか分からないけれど、これからの時代、いざという時のために必要ですよね。
うちの主人も未だにガラケのため、歩けない状態で入院したら、私に連絡を取る術がありません。
もし入院することになってしまったら、高橋さんのように周りから白い目で見られながら私に電話することになるのかも・・・
血糖値は100台が増えつつある様子
さて、病状については嬉しいことが二つありました。
朝食前と昼食前の2回、血糖値が100台。
良い状況です♪
指切断回避!?
そして二つ目の嬉しいこと。
回診に来た担当医に「ずいぶん綺麗になっています。切断しなきゃいけない状況は脱しましたね。そんなことにならず、本当に良かった」と言われました。
それが一番嬉しかった!
先生、ありがとう、ありがとう!!
あの時入院を躊躇した私に厳しく指摘してくれなかったら、「じゃあ通院でなんとかしてみますか」なんて甘やかされてたら、私はどうなっていたかわかりません。
暗い話ですが、でも前向きに!
やはりいざ切断だなんて言われると怖いものです。
糖尿病の合併症として有名なひとつの最終結果として「足の切断」があり、実際そうなってしまった方は、手の親指どころじゃない苦労をされていることと思います。
でも私なりには手指だとしても、すごくすごくすごくすごく、怖かったです。
入院したからといって必ず切断回避できるとは限らないとも言われていたし、実は毎日不安で泣いていました。
入院中は暇なので余計に、そのことばかり考えてしまうので。
病院内を運動がてら歩いている時も、窓ガラスを見ると外の景色を眺めに行って、「ここから飛び降りたらどうなるんだろう」なんて考えたこともあります。
真剣に死にたいと思っているわけではないのですが、ついそっち方向に考えが行ってしまう。
私はまだまだ高血糖ですし糖尿病の期間も長いので、正直、合併症については今後どうなるか分かりません。
でも今日の嬉しさを胸に、今後は出来る限りの努力をしていこうと、改めて自分に誓いました。
キーマカレー夫婦の原田さんはなぜかその日のうちに別の病室に移動し、新たに伊藤さん(仮名・77歳)という、年齢のわりにとても若々しく清潔感のある方が部屋の住人になりました。
翌日の日記↓
前日の日記↓